最新前後ディスクブレーキ50cc? MINI 四輪バギー最高速度 45km/h白色トリプルサス仕様


   そろそろ楽しい事をしよう! と頭の中のビッケがああだこうだと悪知恵を提案します。
   それで、このひと月は、ポケバギー(ポケバイの四輪バギー版)を買おうとネットで色々調べていました。

   始め「中華ポケバイ」が以外と安いし、低品質をみんな楽しんでいましたので、気持ちはそっちへ傾いていました。

  取説(英語)には44ccと書いてある「中華バギー」。 大体40〜50ccのエンジンということで。2014.06.07 昼頃撮影


   紆余曲折という程ではなく、うようよしていましたが、結局3万円で楽しもうという事に落ち着いてバギーにしました。
   それでは、この「中華バギー」を紹介しましょう。

 <価格>
    価格は税込22,900円、それに送料・代引き手数料でTotal28,460円でした。

    お店のHP(http://www.rsbox.jp)の価格は、大手通販サイトより1,000円以上安かったです。

    ※このタイプの低価格品は、そのままで使えることは先ずありません。
     なにしろ「とりあえず部品を仮組している」だけですから。(これ重要)

    しかし、物は必ずしも悪いとは限りません。一度分解して追加工と調整をするつもりなら、購入検討しても良いかもしれません。
    そうでないのなら、手を出さない方が良いでしょう。


 <追加工・調整>
    中華バギーの醍醐味はここからです。注意点(要求される心構え)を記して行きます。

    最初の儀式が「部品不足」、「輸送中の壊れ」などの「商品の不具合」を確認することです。
    動画で記録している方もおられますが、私はデジカメで箱の上蓋を開けたところから撮影しつつ確認です。

    私の場合、残念ながら「泥除け」が割れていました。
    状況が分かりやすい構図で撮影し、お店に連絡(E-Mailのみ)すると、代替品を送ってくれました。
    ですが、形状違いでした・・・。 これも含めてこんなもの! 再送依頼をするのでした。

    付属の工具は焼きも入っていませんし、寸法精度もそれなりです。使おうと思わないでください。使えないですけど。

    無事に梱包を解くと、支那製品 独特の臭いがします。当分臭うので、保管場所と換気には注意が要ります。

    次の儀式は組み付け確認です。
    といっても分解です。無理やりねじ止めをしているところや、誤組みをしているところはそれなりにあります。
    幸いだったのは、ねじに緩み止め剤を使っていなかったことです。

    でも一か所手ごわい所がありました。始めナット側を回していましたが、ナットが壊れそうなくらいまででも外れません。

    神の声「そういう時は、ボルト側を回してみることです」を思い出し、今回はこれで解決しました。

    仕事から帰って、木金、2日(6時間位)で粗方分解して、エンジンプラグまでたどり着きましたが、
    ここだけは工具が干渉して外せません。

    神の声「市中にあるプラグも支那製で、品質が違うだけ」に従って、外れないからOK! としました。

    車体はパイプなどを溶接して作られていますが、溶接ワイヤーや玉が残ったまま塗装がされています。
    母材もあまり溶けていなかったり、ビードも「フフフッ」(最後のフッは鼻に抜いて)でした。
    言うまでもなく溶接ひずみも「フフフッ」で、ほどほどで「フフフッ」をしました。

    誤組みについてはこちらを試しているのか、ブレーキレバーとアクセルレーバーの配置が逆だったり。
    チェーンが「ばねフック」の上を通っていたり、「チェーンてんしょなー」があらぬ方向を向いていたり「フフフッ」です。

    一番時間がとられたのが「バリ取り」で、やすり掛け、変形調整、孔加工、面取り、塗装などが付いて来ます。
    注油しながらの組立ては7時間位かかり、土曜は存分に中華を楽しみました。


 <第1回目 試走>
    本当はもう少し楽しみたかったのですが、子供の執念に負けて、とりあえずブレーキを仮調整して試走です。
    ※保安部品の無いこのバギーは道路で走らせてはいけません。

    ガソリンと2サイクルオイルをおよそ25:1で混合します。はじめなので気持ちオイルを多めで。
    組立て時に燃料タンクの気密性、パイプの配管・組み付けを確認していましたが、漏れが無いか少しづつ入れます。
    ※ちなみにタンクの気密性確認は、燃料を入れる前に息を吹き込んで確認していました。

    キーON! キルスイッチOFF! 燃料コック開 スターターレバーを引いて3回目。
    難なくエンジン始動。 パチパチパチ。
    エンジンの慣らしをしっかりしたいけど、エンジンを止めて再始動を3サイクルして問題ないので、「当たりだな」。
    簡単にキャブ調整をして5分間の慣らし。出発だぁ。 

    公園の駐車場まで手押しで運んで、ここでも5分間の慣らしが限界だった。

    子供がまたがって走らせようとする。

    仕方がないので、スピードを出さない条件で解禁!。

    かれこれ1時間位、ブレーキパッドが少し馴染んできたので、ブレーキワイヤーの調整が必要と判断して帰宅。


 <第2回目 試走>
    新たに燃料を500t入れてブレーキーを再調整後、今度はヘルメット持参で出発だぁ〜!
    公園からゆるゆると、さすがに公園は人が出て来たので、さらに先の運動場の駐車場へ。

    足が痛む中、押して行くのでした。

    調子に乗って小僧は水たまりへダイブ!
    土の上なのでよく滑り、ズリズリズリで面白かった。

    水たまりの泥で小僧の士気が少し下がったところで帰宅。

    でも掃除とメンテナンスはおいらの仕事。で、エンジンとまふりゃーの継ぎ目から排ガス漏れを発見!
    今週の休みは銅板でガスケットの製作予定。

    まだまだ「中華バギー」、楽しませてくれるぜぇ〜。


 <第3・4回目 試走>
    第1回試走から1週間経ち、三角コーンを使って8の字走行の練習をさせています。
    やっとドリフトの楽しみを見つけたのか、小僧の士気が揚がってきました。

   メインテナンス:
    標準でマフラーの継ぎ目にはガスケットらしい板がありましたが、やはりバリと組み付けがフフフッですね。
    ヤスリで削って、適切な位置に組み付けで様子を見ることにしました。
    排ガス漏れは、かなり減って我慢できるところになったので、当分はそのまま。

    溶接が一番下手だった「後輪ディスクブレーキカバー」がやっぱり取れました。
    底が木の根にかすっただけですが、3mm平方位しか溶けて繋がっていませんでしたので、やはりそんなもんか。
    最近は近所に鉄工所をあまり見かけないので、見つからなければ、ねじで留めしようと考えています。

    あと見つけているのが、クラッチカバーの亀裂です。
    特段強度に関係しないところだったので、ここは放置にします。

    「中華」を経験すると、おおらかさが鍛えられます。


    それにしても思いっきり走らせる場所が見つかりませんね。
    世羅町にあるのはあるけど、車で運ぶようにしなければならないし、片道2時間以上かかるので、難しいなぁ。


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