上海の電気街

上海の電気街にデビューしました。

最近、電子部品調達には 近場の「マツモト無線」「デオデオ」そして通販を利用しています。
最近は行っていないですが、大阪では「ディジット」「共立」、東京では「千石」「秋月」などを利用していました。
みなさんはどうでしょう?

会社では、専ら「通販」を使わざるを得ませんが、その価格には”めまい”を感じるのは私だけでしょうか?

さて、上海の電気街へGoです。
インターネットで検索したところ、場所は「北京東路」、「上海科技京城」が多くHitしました。
そこで、目的地を「北京東路」と「上海科技京城」に定めました。

地下鉄1号線「人民広場」で下車、19番出口から北北東方向に徒歩で向かいます。
人民広場駅19番出口付近(南西方向)2010.08.28撮影

人民広場駅19番出口付近 南京路(東方向)2010.08.28撮影

宁波路 Ninbo Rd. 2010.08.28撮影
画像右端方向に古い家屋があります。そこら一帯、主に工業関係の店があります。北京東路も含め1km四方位はあるのでしょうか?
塗料・接着剤のお店など、道路に飛び出して加工しているのは日本では余り見ないですが、中国では良く見かけます。

滞在しているHotel周辺(Fengxian 南橋、上海市街地から南へ50km位)では、
道路で溶接やグラインダーかけをしていました。 昭和 「高度成長期の日本」のにおいがします。

福建中路 Fujian Rd.(M) 2010.08.28撮影

左)上海晶灘電子広場 <-文字が見つからなかったので近いものを当てました。  右)上海科技京城

「上海晶灘電子広場」は、中央に上り下りのエスカレータがあります。全3階だったと思います。
1階は混み合っていますが、2階以上はゆったりしていました。 ここの2階で、16ピンコネクタ ペアと平行線20cm位を1元(13円位)で買いました。圧着加工までしてくれてお得でした。

「部品の知識」と「実価格の知識」はそう簡単に負けないので、交渉は楽しかったです。
喋れなくても筆談でやり取りができるのは、同じ漢字文化で良かったなぁと思います。
また、お店はそんなに儲けなくてもやって行けるのでしょうね。価格面は思ったより易しかったです。

「上海科技京城」は、左右にピンク色のようなのっぽのビルがあるので遠くからも目印になります。
中央の7階建て位のビルが「上海科技京城の電気店(市場)」です。 
地下1階から4階位まで小売店が主です。
上の階に行く程 事務所が多くなり、訪れた土曜日は閉まっているところがありました。

ここを一言で言うならば、「とにかく広かった。」  ゆっくり見ていたので2時間位この建物の中に居ました。

地下で「10オームの多回転サーメット(半固定抵抗器)」を1個1元(13円位)で買いました。通販では1個 200円位します。
品質もそん色無く、納得です。

「回路基板検査用プローブ(ニードルタイプ、φ1.5位)」は1本 0.8元(10円位)で買いました。

多くの場合、各店ごとの敷居(壁)は無く、デパートの食品売り場で通路を狭くしたイメージが近いでしょう。
いったい何件の店があるのでしょう?
面実装部品のリールもここでは購入できます。

工具は価格から見て、3ランクあるように見ました。
「安価な工具」,「なかなか出来の良い工具」,「最高級扱いの日本製工具」です。

物の質は判らないところもありますが、見極める目があれば何とかなります。
そしてここには、何より日本が失いつつある活気がありました。

次回はもう100本のプローブと汎用ロジックやOP AMPなどを買いに行こうかなぁ。

価格から見ると、1桁~2桁の差がある「通販」はもう使えないですね。

余談になりますが、この場所は南に高速を越えた所まで行くと、楽器街がありますし、 東に行くと外灘があり上海タワーなども観れます。


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