「1000年前」




鷺森(さぎもり)神社 2008.10.04撮影

神社内にある御由緒の碑に、

「當社は天徳年間(西暦九五七〜九六〇年)に
 勧請されたと伝えられており、
 以来一千年余の歴史を有する御社である。
 往古、この一帯は海辺であり、
 西方から延びる半島(城山)と、
 背面の力箭山(通称行者山)に抱かれた
 湾内の東端に在り、漁船の船着場
 として栄え、海人(うみんと)達ちは
 日頃尊敬する市杵島姫命をお祈りする、
 鷺森神社を建て御祭神が女神なるがゆえに、
 弁天社と呼称し
 豊漁と海上の守護を祈願した。
 近世、干拓が進むに伴い内陸の神社となり
 漁業との関わりはなくなったが、
 現在は町内鎮守社の一つとして、
 草津東町を中心に広く篤く崇敬が
 寄せられている・・・」

            と記されている。


「往古、この一帯は海辺あり、西方から延びる半島(城山)」、「背面の力箭山(通称行者山)に抱かれた湾内の東端」 などより、この辺りは1000年以上前から漁港であった事が推察される。

西暦625年頃に海路の守護神として草津八幡宮の勧請(かんじょう)があったらしいので、漁業だけでなく軍港のようだった かもしれない。(草津の旧名を「軍津浦(いくさつうら)」という伝承もある。)

城山(小さい頃「じょうやま」と呼んでいた)は半島で、草津城,関所があったが、鉄道による3分割、宅地化により、 現在の姿となっている。

2009.August.04

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